こばやしのメモ

会いたい人:羽生善治先生 マーク・ザッカバーグ氏 緒方貞子さん

「プロフェッショナルマネジャー ~58四半期連続増益の男」を読んでのメモ

 

 

シンプル

そんなふうにして、われわれの念願する〝終点〟にたどりつくまで、ひとつのボトムラインが、つぎのボトムラインに行きつくためになすべきことを順送りに示してくれるという過程を繰り返しながらも、物事は進行していった。それは芯が出てくるまで玉ネギをむくようなものだった。一枚の皮をむくとその下の皮にぶつかり、またそれをむく。そうしながら、われわれはいろいろのことを学ぶ。

経営はシンプル。 

シンプルにするってことは戦略を決めるってこと。シンプルにする過程で余計な情報重要ではない要素をきりおとしていかなくてはならない。戦略とはなにをやらないか決めることなんだから、シンプルにするってことは戦略を決めるってことだ。

でもなにかをやらないってことはすごく勇気がいることで、目標を持ってなんでもやろうとすることはすごいけど逆にビビりでもあるなって思う。

シンプルに生きる。

 

研修は経験?

経験とはなにか新しいことを発見し、学び、能力の成長と蓄積をもたらすプロセスである。そのために出て行って、そういった種類の経験を意識的にさがし求めなくてはならない。手を伸ばしてつかみ取らなくてはならない。

 研修はアウトプットするまでが研修。

遠足は家に着くまでが遠足的な。

自分で学ばないと経験にはならないということ。

いまいち言葉の感じがとらえ切れていない気がするけど蓄積のプロセスってすごいコトバの気がする。

 

ボトムアップ

しかし、それよりもっと悪いのは、重要な情報が命令系統をさかのぼっていくうちに、途中の各段階で濾過され要約されて、頂上にいる人間には、下で起こっていることの概略しか届かなくなることだ。彼らは本当に知ることができない。

頭良い人こそ情報を取捨選択しすぎてしまうようなきがする。

ビジネスの世界ではとっても大事だけど、そぎ落とした情報の中にこそ重要な情報がある。現場の生きた声とか。

現場を大事に。まじで。 

 

てこの支店

マネジメント(企業の経営・管理層の総体を指す)の基本的な仕事は経営することである。私は自分の職業経歴を通じて、何百回、何千回となくそのことを強調した。マネジメントは意思決定をおこない、それらの決定が遂行されるようにすることによって経営する。そしてマネジメントがそれに成功する唯一の道は、会社の福利に影響を及ぼすあらゆる状況に関する事実を完全に把握することだ。最高経営者を首長とするトップ・マネジメントは、いわば会社というてこの支点である。

 あくまでも経営とは支点であって力点ではない。現場こそ力点である。バランスが大事であるからこそボトムアップして意識の改善向上が必要になってくる。

 

これは違うね

多年にわたる私の経験からいって、机の上になにも出ていない、きれいな机の主は、ビジネスの現実から隔離されて、それを他のだれかにかわって運営してもらっているのだ。もちろん、たいていの場合、本人はそうは思っていない。彼は会社の長期戦略を練っているのだ。経営を受け持っているのは社長で、その机の上にはさまざまの報告書や社内メモ類が山をなしている。

 こんなの整理できないおとなの言い訳ですよ。性格の問題もある。散らかってても気にならない人にとっては最も効率の良い方法なのかもしれないけどこんな断定的に言ってても困る。断定的に言わない本はつまらないけど。

逆にいうと散らかってても集中できる人間でないと経営層には向かないんだと思う。

人のタイプ。

 

数字が読めるようになりたい

ITTの報告システムは、数字による早期警報ということに眼目が置かれていた。われわれは〝驚かされること〟を欲しなかった。なにがおかしいのか、あるいはおかしくなりかけているのを見つけるやいなや、われわれは故障個所を修繕し、変化する市場に対応できる技術革新をおこない、問題の解決にあらゆる手段とあらゆる努力を傾注した。

 会社のPLを見てもどんな戦略をとっているのかわからない。なぜこんな数字になっているのか。数字になっているのか全くもってわからないから困る。

経験だけは積ませてほしい。と言うより聞きにいこ。

 

抽象的過ぎてわからないので半年後再読する部分

すべての良い企業経営の最も重要かつ本質的な要素は情緒的態度である。あとはすべて機械的な要素ばかりだ。私流の言い回しをさせてもらうなら、マネジメントとは人名と肩書を枠で囲んで組織的に書きこまれた四角い仕切りの集合ではない。マネジメントは生きている力だ。

 

何にもできないよ

言葉は言葉、説明は説明、約束は約束……なにもとりたてて言うべきことはない。だが、実績は実在であり、実績のみが実在である。──これがビジネスの不易の大原則だと私は思う。実績のみが、きみの自信、能力、そして勇気の最良の尺度だ。実績のみが、きみ自身として成長する自由をきみに与えてくれる。

 でも実績が必ず必要かと言われればどうかなと言わざるを得ない。

だって実績がないと何もできなかったらほんとに何もできなくなっちゃうし。

でも実績が自分を自由にしてくれる、自信にも羽にもなると思うよ。

 

この本は柳井会長のバイブルということだったけどあまりはまらなかった。

やっぱり本は会う時の文脈によるな。

 

終わり

 

プロフェッショナルマネジャー

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