「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」のメモ
独占すれば好きにできる
グーグルのモットーは「邪悪になるな」だ。それはブランディングの一種だとはいえ、潰れることなど考えずに倫理について真剣に考える余裕があるという証しでもある。カネのことしか考えられない企業と、カネ以外のことも考えられる企業とでは、ものすごい違いがある。独占企業は金儲け以外のことを考える余裕がある。非独占企業にその余裕はない。
企業人生と同じということだと思う。だからブルーオーシャン独占できる業界でシェアを取ってやりたいことをやるプレゼンスえなければいけない。
競争は無意味
競争とはイデオロギーなのだ。社会に浸透し、僕たちの思考を歪めているのが、まさにこのイデオロギーだ。僕たちは競争を説き、その必要性を正当化し、その教義を実践する。その結果、自分自身が競争の中に捕らわれてしまう──競争すればするほど得られるものは減っていくのに。
競争はマジで無意味だと思う。落合陽一も言ってた。競争はモチベーションを下げて生産的な行いをするのを妨げてしまう。
競争せずに自分の好きなことをやるということがこれからの時代での生存戦略として重要なことであると思う。好きなことをやると言うノーリスクハイリターンの行い。
ちんけなブルーオーシャンではダメ
プロプライエタリ・テクノロジーは、本物の独占的優位性をもたらすようないくつかの重要な点で、二番手よりも少なくとも一〇倍は優れていなければならないということだ。それ以下のインパクトではおそらくそこそこの改善としか見なされず、特にすでに混みあった市場での売り込みは難しい。 一〇倍優れたものを作るには、まったく新しい何かを発明するのがいちばんだ。それまでまったく何もなかったところで価値あるものを作れば、価値の増加は理論的には無限大となる。
1と2は全然違う。競馬だって1と2は何倍もの差があるわけではないけれども、何倍もの賞金の差はある。最後の最後の詰めで10倍20倍の結果が生まれるということ。
ポジションを取る
未来は明確だという考え方に立てば、確固たる信念を持つ方がいいはずだ。あれもこれも中途半端に追いかけて「万能選手」になるより、いちばんいいと思うことを決め、それを実行するべきだ。必死にみんなと同じことをするより、本当に身のあること、自分がいちばんになれることに力を注ぐ方がいい。
分かりきってることだけれども文参加は確実に来る。例えばね。未来は確実にやってくるというスタンスを取るばことに時間を費やしてる暇はないという人生の有限感につながる。
真実があるともともと思えなければダメ
頭の良さはもちろんだけれど、隠れた真実の存在を信じなければ、これを解き明かすことはできなかった。もし難しいだけのことを不可能だと思っていたら、解決への努力を始めようとも思わないだろう。隠れた真実の存在を信じることこそが、鍵となったのだ。
真実が隠されてると思わなければ、真実はでてこない。見つからないものであると言うこと。だからやらないやつがぐだぐだいうけど関係ないよってことだと思うよ。
ペイパル・マフィア
好きでもない相手とどうして一緒に働いているんだろう? 金を稼ぐには仕方のない犠牲だとみんな考えているようだった。でも、案件ごとに働く人間が入れ替わり、単なる仕事だけの関係しか持てない職場は、冷たいなんてものじゃない。それに、合理的でもない。時間はいちばん大切な資産なのに、ずっと一緒にいたいと思えない人たちのためにそれを使うのはおかしい。職場にいる間に長続きする関係が作れないなら、時間の使い方を間違っている。投資に値しないということだ。
ペイパル・マフィアみたいなのを創りたい。
売れなければ無意味
ビジネスの格言が、「最高のプロダクトが勝つとは限らない」だ。経済学者はこれを「経路依存性」によるものだとする。製品の客観的な品質とは無関係の歴史的経緯によって、どの製品が広範に普及するかが決まるというものだ。それは事実だけれど、だからといって今僕たちが使っているオペレーティング・システムやキーボードの配列は、単なる偶然によって押しつけられたわけじゃない。むしろ、販売を製品デザインの一部と考えるべきだろう。何か新しいものを発明しても、それを効果的に販売する方法を創り出せなければ、いいビジネスにはならない。それがどんなにいいプロダクトだとしても。
人にどれだけの喜びを与えられるということだと思う。いくら優れたものでも実際に手元にないと人を喜ばせることはできない。だから優れたものこそ人の手に届ける、つまりうることが重要になってくる。
終わり