こばやしのメモ

会いたい人:羽生善治先生 マーク・ザッカバーグ氏 緒方貞子さん

「里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く」のメモ

分散化

里山資本主義は、経済的な意味合いでも、「地域」が復権しようとする時代の象徴と言ってもいい。大都市につながれ、吸い取られる対象としての「地域」と決別し、地域内で完結できるものは完結させようという運動が、里山資本主義なのである。  ここで注意すべきなのは、自己完結型の経済だからといって、排他的になることではない点だ。むしろ、「開かれた地域主義」こそ、里山資本主義なのである。

 排他的ではないってところがすごい重要で「分散化」という波に乗っている。

小さな経済圏を作れているところ。

テクノロジーの発展によって分散化が進んで行くこれからの時代において里山資本主義と言う主義自体がテクノロジーに沿った素晴らしい主義であることは間違いない。

排他的になってしまうとただ単に違う経済圏が別々に生まれてくるだけのことではある。しかし小さな小さな経済圏が有機的につながることによってこれまでなかったセーフティネットが生まれることもある。また生活コストが里山資本主義によって下がることによってより多くのチャレンジングな行いがこれから発生することが考えられる。

 エネルギーの分散化

ところが、今日ではエネルギー資源はあまりありませんから、この星にある自然が与えてくれるもので私たちは生活しなければなりません。この思考の大転換こそが真のレボリューション(革命)です。そうした革命に木材産業はうってつけなのです。森林は管理し育てれば無尽蔵にある資源だからです。  その結果、経済は必然的に国家中心から地域中心になっていきます。製材業はたいていファミリー企業です。原料の調達も、せいぜい二〇〇~三〇〇キロ圏内でまかなえます。生産には多くの人手がかかります。ようするに、木材は、投資は少なくてすむ一方、地域に多くの雇用が発生する、経済的にもとても優れた資源なのです」

森林を管理していくってこと多大なるコストがかかる。だから今の林業は衰退しつつある。しかしこの多大なコストがかかる林業において無駄なく作業を進めることができれば林業山の中のやまという大きな資源を有効活用することができる。地球という大きな乗り物の中に別の別々の場所にエネルギーを持ってくるというのは非効率なことである。

例えば電気ストーブ。一度石油という熱エネルギーを電気にして送電してさらに電気を使ってまた熱を起こすというかなりエネルギー効率が悪いことを行っている。

直接来から熱エネルギーを生み出せる歯膿出せばいいと思う。無駄なく合理的なことを行うことができればより良い発展することができる。

 

セーフティネット

里山資本主義」とは、お金の循環がすべてを決するという前提で構築された「マネー資本主義」の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築しておこうという考え方だ。お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、いわば安心安全のネットワークを、予め用意しておこうという実践だ。勘違いしないで欲しいのだが、江戸時代以前の農村のような自給自足の暮らしに現代人の生活を戻せ、という主義主張ではない。

 セーフティネットを作る考え。

サブシステムって考え方がバランスのいい考え方だと思った。

資本主義はまだまだ続くと思う。こういった状況の中で潮流に流され過ぎずに行ける。

お金に依存しないサブシステムという考え方が素晴らしいと思う。現在はお金が勝ちとして多大なる影響力を持っている。しかしあくまでもお金とは価値と交換するための手段であり約300年以上前ほどからできた新しい制度である。これからはブロックチェーンなどによって価値そのものが顕在化していくことになっていく。資本主義に頼り切った経済システムからの移行が進んで行くと考えられる。そこに置いて今から里山資本主義という経済システムを作っていこうしておく軸足を移す移せる状態にしておくそう言った言葉セーフティネットに繋がると思う。

 

価値主義

里山資本主義がマネー資本主義に突きつけるアンチテーゼの第一は、「貨幣を介した等価交換」に対する、「貨幣換算できない物々交換」の復権だ。物々交換で成り立ってきた原始的な社会が、貨幣経済社会に移行すると、一気に取引の規模が拡大し、分業が発達し、経済成長が始まる。この原理そのものはその通りなのだが、マネー資本主義に対するサブシステムである里山資本主義では、貨幣を介さない取引も重視する。

トークン経済に親和性が高い考えだなって思った。 

価値を直接取引できる考え方。

お金を取引するって非効率ってことだ。ただのお金のやり取りってつまらないしな。

マジで里山資本主義が遠く経済に親和性が高い考え。現在でもお金はない価値を取引することによって成り立っている経済圏であるということ。貨幣換算できない物々交換の復権を目指すということはあるか物々交換自体はかなり非効率的なことであると思う貯蓄はできないしね。そこはやはりトークンエコノミーをうまく活用していくことが重要だと思う。

エネルギー問題もこの昨今重要になっていく中でエネルギーを家畜として交換するっていうことはかなり重要。 エネルギーをトークン化する。

 

内在する価値の顕在化

たとえば和田さんが、NHKという字を浮かび上がらせたカボチャを贈って井上プロデューサーの心を奪ってしまったことがあげられる。自家製のカボチャを一方的に贈っただけとも言えるが、実は対価としてNHK広島の関心を引き出した。これはいったい何円に相当する取引なのか、そもそも等価交換なのかまったくわからないが、何か底の知れない価値が交換されたことは確かだ。かく言う私も、「志民になろう」という味わい深い言葉の入ったカボチャをいただき、「過疎を逆手にとる会」を支える一員の端っこに入りたくなって、支援金ならぬ「志援金」を送金した。この場合には、自家製のカボチャが数千円に化けたことになるが、これが等価交換なのかどうなのか。そもそも和田さんたちは、お金よりも「志援者」が増えた(ネットワークが広がった)ことの方を喜んでいることだろう。

 この和田さんのエピソードマジで素晴らしい。今までに出してなかった価値を生み出すだけではなくこの経済圏でしか生み出せない価値を生み出している。これはこの人ではないとみなさないものではあるしアイアム必要だがこの人だからこの人だからストーリーを作ることができた。

 

分業はAIとすればよくね?

そして里山資本主義がマネー資本主義に突きつけるアンチテーゼの第三は、リカードが発見した分業の原理への異議申し立てだろう。分業の原理とは、個人個人が何でも自前でしている社会よりも、各人が自分のできることの中で最も得意な何か一つ(比較優位のある分野)に専念して、その成果物を交換する社会の方が、効率が上がり全体の福利厚生も増すという、何とも含蓄のあるセオリーだ。 

  

この説はは間違ってるなと思う。なぜならばこれから AI がどんどん発達していくことによって AI との分業が進んで行くからだ分業が進むことによって一人でこれから今まで多くの組織が行ってきた役割を一人で行うことができるようになる。

Twitter で見たんだけどこれからの時代は一騎当千文字通り山 で見たんだけどこれからの時代は一騎当千が進んでいくんだと思う。こういった時代において一人一人が適度に物事うまくやるということは効率が悪すぎることだと思う。 

AI と里山において共存をするそういった社会がこれから進んでいく。今過疎化によって人口がいない地域でも AI との共存によって過疎化が食い止められる可能性が非常に高くなると思う。

 

 高齢化社会

日本が「明るい高齢化社会」への道を進んでいけると考える根拠の第二は、里山資本主義の普及に伴って、今後ますます、金銭換算できない価値を生み出し地域内で循環させる高齢者が増えていくだろうということだ。

 

ちょうどお金2.0を読み終えた後だったからかもしれないけども、トークンエコノミーに親和性が高い考え方だと思った。

これからは経済の民主化が進んでいくことによってエネルギーの民主化もどんどん進むと思うその時に見えない価値の顕在化を里山資本主義てはかなり強烈に進めることができる。

全体的に分散化の波の始まりを感じる本だった。

面白いほんだった。中央だからいい悪いではない論調だったのもよかった。

 

 終わり

 

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)